2023年2月10日、人事参謀は「転職参謀」に改称いたしました。
転職サイト おすすめ 30代

30代向け転職サイト・エージェントおすすめ厳選3つ+α

悩めるビジネスパーソン

現在30代の会社員です。人生2度目の転職を考えていますが、昔に使っていた転職サイトは20代向けなのか、今ではあまり求人を紹介してもらえません。
かといって、「30代向けのおすすめ転職サイト・エージェント比較ランキング」のようなネット記事は根拠がなく、信用できないです。
きちんと根拠のある形で、厳選された「30代におすすめの転職サイト・エージェント」をご教示いただけないでしょうか?

 

今回のテーマは「30代におすすめの転職サイト・エージェント(基準やデータによる根拠があり、厳選したものに限る)」である。

結論から申し上げると、本記事は「30代向け求人数、エージェントの優秀さ、サポートの手厚さ、データで見た30代転職者からの評判、データで見た利用ユーザー支持率の5つの要素で比較すると、30代におすすめの転職サイト・転職エージェントは①ビズリーチ②リクルートエージェント、③マイナビエージェントの3つに厳選できる。その根拠や、+αとして利用すべきサービスを含めて解説していく」という内容になっている。

 

初めて訪れた方のためにお伝えしておくと、当サイト「人事参謀」は以下の経験を持つ人事・転職のプロフェッショナルが執筆している。

筆者の専門性や実務経験に基づき、机上の空論を一切除いて本音で執筆しているので、安心してお読みいただきたい。

  • 4回の転職を経て、30代前半で東証一部上場企業(現・東証プライム上場企業)の人事執行役員/年収1,800万に至った経験
  • 難関企業における勤務経験(外資/日系、大企業/ベンチャー、戦略コンサル)
  • 人事面接官として多数の候補者の面接を行った経験
  • 人事マネージャーとして転職エージェントや転職サイトを活用し、採用を実施した経験

 

この記事を読むことで、転職サイト・転職エージェントのうち30代におすすめなのはどれなのかを根拠・データとともに知ることができ、自身が利用すべき転職サービスが明らかになるだろう。

なお、30代向け以外も含めたおすすめの転職サイト・転職エージェントについては、以下の記事を参照していただきたい。

>>おすすめ転職サイト・エージェント|プロ厳選の比較ランキング

 

【根拠あり】30代におすすめする転職サイト・転職エージェントの基準

本記事において、30代におすすめする転職サイト・転職エージェントの基準は以下の通りである。

  1. 30代向け求人数(一定の経験を要する求人数)
  2. エージェントの優秀さ(提案の精度・スピード・年収交渉力)
  3. サポートの手厚さ(選考対策への協力・放置のされにくさ)
  4. データで見た30代転職者からの評判
  5. 利用ユーザー支持率(ポジティブな口コミの割合)

 

本記事では、上記の基準をそれぞれ5段階で採点したレーダーチャートとともに、30代におすすめの転職サイト・転職エージェントをご紹介している。

具体的な転職サイト・転職エージェントをご紹介する前に、上記を基準とした理由をそれぞれ簡単に解説しておく。

 

30代向け求人数

30代ともなると、ある程度のキャリア(経験)や専門性を持っている人が増えてくる。

 

よって、「未経験OK」のような求人と言うよりは、ある職種での一定の経験年数や実績が必須となる求人を探すことが多い。

場合によっては、マネージャー経験を基に(入社時から)管理職としての転職を果たす人も出てくる。

 

以上のことから、30代ではシンプルに求人数を見るのではなく「一定の経験を要する、30代向けの求人数」を基準としている。

 

転職エージェントの優秀さ(提案の精度・スピード・年収交渉力)

30代になると、年収帯が上がること、また多忙であることから、求人サイトを眺めるよりも転職エージェントを使うことが増える。

そもそも求人掲載型のサイト(リクナビNEXT等)でさえ、外部の転職エージェントは多い。

 

よって、30代におすすめの転職サービスを考えるにあたって、転職エージェントの優秀さは重要な要素である。

ここでの優秀さとは、求人提案の精度(的外れでないか)業務(返信・確認・諸対応)のスピード、そして年収交渉力のことである。

 

サポートの手厚さ(選考対策への協力や放置のされにくさ)

30代であっても、全員が転職経験者だとは限らない。むしろ、30代で初めての転職をする人も多い。

特に転職経験が少ないうちは、転職サービスのサポートの手厚さという要素も重要である。

 

書類選考の対策(添削)や面接練習を熱心にやってくれる、こちらの話をきちんと傾聴してくれる、放置せずに継続的に求人紹介をしてくれる。

こういったサポートが手厚い転職サービスは良いサービスだと言えるだろう。

 

データで見た30代転職者からの評判

本項目については、完全にデータに裏付けられている。

転職サイトの評判を独自アンケートデータからプロが解説」において、30代の転職経験者から「最も良かった」とより多く判断された転職サイト・転職エージェントを高得点としている。

 

30代から評判の良い転職サイト・転職エージェントとは、具体的には以下の通りである。

転職サイト 評判 30代データ

 

利用ユーザー支持率(ポジティブな口コミの割合)

本項目も、完全にデータに裏付けられている。

458件の口コミを分析し、ポジティブ率(ポジティブな口コミの割合)を調査した結果を基に、5段階で得点を付けている。

>>転職サイト・転職エージェントの口コミを458件分析した結果を公開

 

ポジティブ率(ポジティブな口コミの割合)の具体的な結果は、以下の通りである。

転職サイト 口コミ データ分析結果

 

【厳選3つ】30代におすすめの転職サイト・エージェント

本来、転職サイトや転職エージェントは1人の人間が長く使い、転職を繰り返さないと良し悪しが分からないはずである。

他の転職情報サイトでは「31社を比較」「34選」などと謳う記事もあるが、それらには意味も信憑性もないため、本記事においてはデータに基づいた前述の基準から「30代におすすめ」と断言できる、厳選3社をご紹介する

 

早速だが、30代におすすめの転職サイト・エージェントだと確実に断言できるのは、以下の3つである。

  • ビズリーチ ※ ややハイクラスだが、他にない独自求人が揃う。30代が求人の幅を広げるのに最適
  • リクルートエージェント ※ 転職サービスの中で最も隙のないスペック。転職者全体の支持率は単独No.1
  • マイナビエージェント ※ マイナビの運営する、若手および女性に力点を置いたエージェント

 

齋藤
転職活動を1つの転職サービスだけで乗り切るのは(見逃す求人が多くなるため)おすすめしません。
多くの方にとって、自分に合った3つ~5つの転職サービスを利用するのが最も転職における費用対効果(労力対効果)が高い方法だと思います。

 

ビズリーチ

転職サイト おすすめ 30代 ビズリーチ

ビズリーチ 公式サイト:https://www.bizreach.jp

 

スカウト型転職サイトの最大手であるビズリーチの、30代転職における利用価値は高い。

 

ビズリーチは「即戦力採用」を打ち出しているサイトなので、そもそも求人のほとんどが30代(もしくは20代のややハイクラスな方)向けである。

ビズリーチにある求人数は8万を超えており、ビズリーチに参加している外部エージェントもそれぞれ非公開求人を持っていることを考えると、30代向け求人数という意味では全転職サービスの中でもトップクラスだと言えるだろう。

 

ビズリーチの強みは、30代向けの圧倒的な求人数だけではない。「他のサイトにない求人があること」も重要である。

具体的にはベンチャー企業や中小企業に強く、外資系企業にもそこそこ強いため、他の転職サービスとはひと味違う求人を見ることが出来る。

 

ただし、ビズリーチには弱点(ネガティブな面)もある。転職エージェントではなく求人サイトであるため、エージェントは外部エージェントしかおらず、しかもその当たりはずれがかなり激しい

ビズリーチにはベンチャー専門のエージェントも多いが、そういったエージェントの中には時おり異様にレベルの低いエージェントもいる。

 

とはいえポジティブな面の方が多いため、結果としてビズリーチは利用ユーザーからの支持率(ポジティブな口コミの割合)が全体で2位(69.1%)である。

以上のことから、30代で転職を考えているのであれば、求人の幅を広げるためにビズリーチには確実に登録しておくべきだと言える。

 

 

リクルートエージェント

転職サイト おすすめ 30代 リクルートエージェント

リクルートエージェント 公式サイト:https://www.r-agent.com

 

20代におすすめの転職エージェントにも挙げられていたリクルートエージェントは、30代にもおすすめである。

 

その理由は、リクルートエージェントの基本スペックの高さにある。

世代・属性を問わず日本トップクラスの求人数リクルート社員のエージェント、そこから来る圧倒的なユーザー支持率のどれもが、リクルートエージェントの強みである。

日本の転職サービスの中で最も「万能(=誰にでもおすすめできる)」に近いものは、おそらくリクルートエージェント(もしくはリクナビNEXT)だろう。

 

リクルートエージェントはリクナビNEXTよりも実務経験を要求する転職サービスであるため、30代向けの求人数も多い。

さらに、リクルートエージェントは「30代から評判の良い転職サイト・転職エージェント」における単独1位(30代転職経験者の32.7%が選んだ)である。

 

リクルートエージェントのネガティブな点を挙げるとすれば2つ、年収1,000万を超えると紹介が減ること、またエージェントから放置されることがあることである。

とはいえ、実際に利用したユーザーからのポジティブな評価は66.1%に達しており、全体としては全く隙がない。

 

以上のことから、リクルートエージェントは日本で転職活動をするなら(30代に限らず)利用すべき転職エージェントであると言える。

 

 

マイナビエージェント

転職サイト おすすめ 30代 マイナビエージェント

マイナビエージェント 公式サイト:https://mynavi-agent.jp

 

マイナビエージェントは、エージェントの中でも「若手」および「女性」に力を入れているエージェントである。

 

この「若手」は第二新卒や20代がメインであるため、特に30代に力を入れているエージェントではないが、マイナビ自体が大手であるため結果として30代向けの求人も多い

何より、本記事で紹介している「リクルート(リクルートエージェント)」「ビズリーチ」「パーソルキャリア(doda)」とは異なる、転職大手「マイナビ」の求人に幅を広げることが出来る。

 

また、マイナビエージェントの特徴として「サポートの手厚さ」がある。

リクルートエージェントとの差別化のためにそうしているのだと思うが、Twitterや2ch(5ch)の評判でもフォローの手厚さに関するポジティブな口コミは明らかに多かった。

 

以上より、マイナビエージェントは希望条件に合致する求人を探す範囲を広げたい30代の方、手厚いサポートを受けたい30代の方であれば利用価値のあるエージェントであると言えるだろう。

 

 

【+α】30代の一部におすすめの転職サイト・エージェント

ここまで、30代の求職者(転職希望者)全員におすすめ出来る転職サイト・転職エージェントを3つ厳選してご紹介してきた。

 

ここからは、30代の一部におすすめ出来る転職サービスをご紹介しておく。

30代ともなると年収600万円~年収800万円以上のミドルクラス転職・ハイクラス転職を目指す方も多くなるため、一つはハイクラス・ミドルクラスに強いJACリクルートメント、もう一つは厳選した3つに比べてもう少し年収帯が低めの方向けのdoda(デューダ)である。

  • JACリクルートメント ※ 日系グローバル企業と外資系企業を中心に、日本最大級の非公開求人を保持
  • doda(デューダ) ※ 掲載求人数は日本トップクラスの15万件以上。20代・30代前半向け求人に集中

 

JACリクルートメント

転職サイト おすすめ 30代 JACリクルートメント

JACリクルートメント 公式サイト:https://www.jac-recruitment.jp

 

JACリクルートメントは、日系グローバル企業や外資系企業を得意とする転職エージェントである。

知名度こそリクルート社やマイナビ社には及ばないが、実はホワイトカラー(≒通常の会社員)の転職での売上は日本一を誇る。

 

JACリクルートメントはミドルクラス・ハイクラスに強い転職エージェントであるため、保有求人の多くが経験ある30代のビジネスパーソン向けと言える。

求人数はビズリーチのような総合転職サイトには及ばないが、単一のエージェントが持つものとしては最大級である。また、そのほぼ全てが非公開求人であるため、その価値は非常に高い。

 

JACリクルートメントで特筆すべき点は、転職エージェントの優秀さと、それによる利用者からの圧倒的な支持率である。

JACリクルートメントのエージェントの優秀さは、転職業界全体でもトップクラスである。これは評判でもそうなっているのだが、筆者の経験上でもそうである。

 

非公開求人の多さやエージェントの質により、実際にJACを利用したユーザーからの支持率(ポジティブな口コミの割合)は83.0%と、2位のビズリーチの69.1%を大幅に上回るダントツの1位となっている。

結論として、JACリクルートメントは年収にして概ね500万円を超える30代であれば必ず登録しておきたい転職エージェントであると言える。

 

 

doda(デューダ)

転職サイト おすすめ 30代 doda

doda(デューダ) 公式サイト:https://doda.jp

 

doda(デューダ)はパーソルキャリア(旧インテリジェンス)が運営する転職サービス(求人サイト機能と転職エージェント機能を併せ持つ)である。

掲載求人を見ると分かるのだが、総合系転職サイトの中でも割と若め・年収低めのユーザーをターゲットにしている。

 

doda(デューダ)の強みは15万件を超える、日本トップクラスの求人数である。その求人の多くが20代~30代前半向けであるため、結果として30代向けの求人数も多い。

さらに、その求人の多くがリクルートやマイナビ等、他の転職サービスとは異なるルートで集められているため、他にはない求人もある。

 

30代の転職経験者からの支持率も高く、30代から「最も良かった転職サービス」に選ばれた率ではリクルートエージェントに次ぐ2位(25.0%)となっている。

 

求人紹介の精度やエージェントの質、dodaによる書類選考の厳しさなどではネガティブな口コミも多いが、それを補って余りある利用価値があるサイトである。

年収が500万円に満たない30代のビジネスパーソンは、JACリクルートメントではなくdodaを使うべきだろう。

 

 

まとめ

本記事では、30代におすすめの転職サイト・転職エージェントについて解説してきた。

以下の30代向けの転職サービスのうち、自分に合ったものを3つほど選んで使いこなせば、転職成功率は格段に高まる。

  • ビズリーチ ※ ややハイクラスだが、他にない独自求人が揃う。30代が求人の幅を広げるのに最適
  • リクルートエージェント ※ 転職サービスの中で最も隙のないスペック。転職者全体の支持率は単独No.1
  • マイナビエージェント ※ マイナビの運営する、若手および女性に力点を置いたエージェント
  • JACリクルートメント ※ 日系グローバル企業と外資系企業を中心に、日本最大級の非公開求人を保持
  • doda(デューダ) ※ 掲載求人数は日本トップクラスの15万件以上。20代・30代前半向け求人に集中
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